相対速度


麻雀は1人しかアガれないということはすでに書きましたが、だからといって全速力でアガリを目指すゲームでもありません。

あくまで他の人より少し早ければいいのです。

自分の手牌だけ見るのではなく、他の人よりも早いかどうかが大事です。

他の人と比べた速度のことを相対速度と呼びます。

自分の手だけ見れば、役牌トイツがあり、鳴いていけばアガれそうです。

しかし、周りと比べるとどうでしょう。

  • 2人に仕掛けが入っている
  • 自身の手は3シャンテン

ということがわかります。

まだ序盤ですが、他家と比べると明らかに速度で負けています。

 

周りを見て、自分の速度が早いかどうかを確認する。

これが相対速度の考え方です。

 

速度で負けており、自分の手は低打点で勝負する価値はないので、以降は發をポンせず安全牌とするなど、守備的に進行します。

こうして相対速度を選択に役立てていきます。

 

他にも、

  • 相手が早そうだから鳴いてテンパイをとる
  • 相手が遅そうだから鳴かずメンゼンテンパイを目指す

などの形で選択に相対速度は関わってきます。