自分の手牌による判断


麻雀は、点数の奪い合いのゲームです。

アガリが発生したら点数をやり取りします。

その点数は、高いこともあれば安いこともあります。

自分の手はアガれば高いのか、それとも安いのかによって、押し引きの判断というのは変わってきます。

 

配牌が配られたら、まずは素直にアガリを目指して手を進めましょう。7巡目くらいになったら一度自分の手牌を見返してみて、自分の手は下記の4パターンのうちどれに当てはまるかを考えてみてください。

どのパターンかによってその後の手牌の方向性は異なります。

 

高くて速い

一番いい状況です。

他の人に振り込む心配もあまりなく、アガった時の加点も申し分ありません。

例えば、マンガン以上でリャンメンが残っているイーシャンテン、またはテンパイです。

大体の状況で押していいです。

 

これを押していたら相手に振り込んでしまった場合でも、「押しは正解だった」と思うようにしましょう。

 

「振り込んでしまったから次はオリよう」

というのは間違いです。

 

正しい選択をしたのに結果が悪いなんてことは麻雀ではよくあることです。

 

何か理不尽なことが起きたら、

麻雀ではよくあること

と心の中で唱えましょう。

安くて遅い

一番悪い状況です。

オリる用意をするの内容を実行します。

自分で頑張ってアガりに行ってもスピードで負けてしまう上に、もしアガれたとしても安いので意味は薄いです。

いわゆるハイリスクローリターンですね。

ドラも役もない2シャンテンや3シャンテンのような、バラバラな手牌のことです。

 

こういう手牌から押してしまう初心者は、結構多いです。

アガりたい気持ちをこらえて、オリに回りましょう。

これが失点を減らすということです。

 

自分は大丈夫と思っていても、自覚がないだけで押しすぎているかもしれません。

振り込んでしまった時は自分の手牌と相手のアガリを見比べて、自分の手は強かったかどうかを確認してみてください。

 

 

高くて遅い

遅いので加点できるかどうかは微妙ですが、他の人に負けてもダメージは小さく、加点できた時のメリットがかなり大きいので、攻め気味に進めます。

ドラが3枚以上ある2シャンテンや3シャンテンの手牌が該当します。

 

捨て牌2段目の終わり、12巡目くらいを過ぎてもまだ2シャンテンなら、遅すぎるのでアガリはあきらめて守備をメインに考えましょう。

ドラ3でオリるのはもったいない気もしますが、振り込んでしまうのはもっともったいないと思いませんか?

無駄な失点は減らしましょう。

安くて速い

他の人よりもスピードは勝っていますが、追い付かれたときの勝負は分が悪いです。

「途中までは攻めていたけど、他の人が追い付いてきたら守備に回る」という柔軟な対応が必要です。

タンヤオのみ1000点のような安手のテンパイかイーシャンテンが当てはまります。

 

先にテンパイしたら、しばらくは押し続けていいですが、ドラのポンが入って相手が明らかに高打点の場合や、親のリーチが入ったときにはオリに回ったほうがいいでしょう。

 

初心者は、こういう安手でもアガれるまで押し続けてしまう傾向があります。

テンパイからオリるという選択肢もあるということを覚えておきましょう。