山読みの技術

山読みとは、山にどの牌が残っているかを読む技術のことです。
次に何をツモるかを読むのではありません。(できたら超能力者です)

河を見る

まず、河から「他家が使っていないであろう牌」を推測します。
序盤に切られた牌の付近が重要です。

下家は1巡目に1mを切っています。

11m
12m
122m
123m
1123m
133m
などという形から1巡目に1mは切らず、字牌か何かもっと不要な牌を切るでしょう。

つまり、1巡目に1mを切った→2mや3mは持っていない
と考えることができます。

このような孤立1m切りであることが多いです。
例外として、形の整っている手牌からの場合は1mを切っても23mが持たれていることはあります。
また、対面の3m切りにも注目しましょう。
序盤に、223mや344mから3mを切ることはあまりありません。
したがって、トイメンは2mや4mをトイツで持っていることはないだろうと読めます。
持っていたとしても、233mからの3m切りでリャンメン固定や、2334mでメンツが完成したので3m切り、など1枚持たれ程度です。
(例外もあります。)
実際はこれも孤立3mでした。

実践に活かす

今までの読みから2mの居場所を考えてみると、
  • 下家と対面は持っていなそう
  • 自分の手にも河にもない
ということは、
  • 上家
にあるわけです。何も情報がない牌に比べ、山にいる確率が高いということがわかります。
これが山読みです。
さて、自分の手牌にはカン2mの受け入れがあります。
2mは山に残っていそうです。
ということは、ここでは3mを切らず、2mの受け入れを残すのが山読みを生かした選択ということになります。
2mは4枚全てが山でした。

カン4pの方は無情報ですが、
誰もピンズの中張牌を切っていない→ピンズは使われていそう→4pは山には少ないかもしれない
と考えられます。
少なくとも2mよりは悪そうです。
4pは山に1枚でした。

注意点

山読みには例外があります。
そこまで精度の高い技術ではないので、山読みを過信しすぎないようにしましょう。
あくまで補助的な技術です。
この画像では9mが山にありそうに見えますが、実際は対面にアンコでした。
こういうこともあります。