相手の手役を考える

捨て牌(河)を見ることで相手の手役を読む技術について説明します。

まず特徴のない河を紹介し、続いて特徴のある河を見るという順序になります。


特徴のない河(手なり進行)

オタ風

役牌

数牌

の順序の場合、特に手役に寄せたような情報は見られず、テンパイを目指して進行しているということしかわかりません。

危険牌

  • 無筋

例外

このような河でも、自然と七対子やチンイツになったりしていることはあります。

ただし、そのようなケースは珍しいです。



ホンイツ・チンイツ系の河

2色(この場合ピンズとソーズ)の数牌

字牌

1色の数牌

の順序の場合、マンズを大事にしたことがわかるため、マンズのホンイツの可能性が高いです。

字牌のポンやマンズの副露があると、さらに可能性が高いと言えます。

 

また、マンズが余った時点で不要牌処理は完了しており、手牌は相当整っていることが想像できます。

オリる際は、染め色が余った時点でオリ始めるのがちょうどいいでしょう。

 

危険牌

  • 染めている色の数牌
  • 字牌

 

染め色の牌は現物以外すべてが危険であり、スジや壁はあまり信用できません。

例外

  • ホンイツのブラフ

ホンイツをしているふりをして、他家をオロそうとする戦略があります。



七対子の河

  • 数牌が無秩序に切られる
  • テンパイ打牌が七対子の待ちとしても優秀な牌である

この場合、七対子の可能性が高いです。

七対子は他のメンツ手とは異なり、重なりやすい牌を残すような手組をします。

そのため、数牌よりも字牌が残されることがあり、数牌が多く切られる河になります。

また、テンパイ打牌はもともとは待ち候補の1牌でもあるわけなので、スジ牌や字牌のような、七対子の待ちになっていても自然な牌であることが多いです。

危険牌

  • 字牌
  • スジ
  • 端牌

など、通常なら当たりにくい牌が危険になります。

また、打点の観点から

  • ドラ
  • 5(赤ありルールの場合)

が待ちになっていることもあります。

リーチの場合、リーチ宣言牌よりもいい待ちであることが多いです。

例外

  • 配牌1シャンテンで、数牌のほとんどが不要牌だった

早い手の場合は、七対子か単純に早い手だったかが判別しづらいこともあります。



チャンタ系の河

中張牌

字牌や端牌

この順序の場合、チャンタ系であることが多いです。