これだけで、ほとんどのアガリ形は点数計算できます。

例外:符が多いとき

フローチャートでは鳴き手は全て30符ということになっていますが、刻子が複数あったりすると、鳴き手でも40符になることがあります。

非ピンフ非七対子のメンゼンツモは30符ということになっていますが、これも符が多いと40符になることもあります。

これを麻雀用語では符ハネテンパネといいます。

符の合計が12以上

手の内に12符あれば符ハネします。

カン以外で考えると、19字牌の暗刻の8符が最大なので、

8+4

8+2+2

4+4+4

などの符の足し算で12符に達していれば符ハネすることになります。

符ハネすると、フローチャートで30符の手は40符になり、1段階上の符で点数を計算します。

1m暗刻+4p暗刻+東明刻(ロンだと明刻)+2m明刻

なので、8+4+4+2=16で余裕の符ハネですね。

40符3ハン子のロンは5200点です。

南ドラ2のツモ(1本場)です。

ツモ符+4s明刻+9p明刻+南明刻

なので、2+2+4+4=12となり符ハネします。

40符3ハン子のツモは1300・2600で、1本場なので1400・2700になります。

和了者の加点が6500になっているのは、アガリ点5200+300点と供託リーチ棒の1000点の合計です。

カン

カンの符は単独で16符や32符のものがあるため、カンした手牌はほとんどの場合符ハネします。

素早く計算できなければアガったあとに計算してもいいのですが、ここでは素早く計算するコツを紹介します。

コツといっても、カンしたときの符を暗記するというだけです。

8符のカンは8符の暗刻と同じ計算なので割愛します。

16符のカン

メンゼンロン50符

ツモ、鳴き手は40符

 

※さらに6符あると16+6=22となり、もう1段階符ハネする

32符のカン

メンゼンロン70符

ツモ、鳴き手は60符

 

※さらに10符あると32+10=42となり、もう1段階符ハネする


メンゼンロンの符を覚え、ツモや鳴き手だと1段階下がるという認識で大体対応できます。

フローチャートが頭に入り、符ハネまで考慮できたら、ほとんどのアガリの点数計算ができます。
まずは練習あるのみです。
世の中には点数計算練習アプリがあるので、そういうもので特訓してみるといいでしょう。

符ハネのところで、32符カンのメンゼンロンは70符と書きましたが、70符の点数がわかりませんよね。
70符以上のページで点数計算を完成させましょう。