点数の仕組み

ハン数

ハン数とは役によって決められている数で、役が複合すると増えます。

メンゼンでツモった場合

タンヤオ:1ハン

三色同順:2ハン

ピンフ:1ハン

ツモ:1ハン

合計4ハンです。

単純な足し算なので、これならできるという人も多いでしょう。

これが面倒なところです。

これは役ではなく、形によって決められている数字で、基本的には難易度が高いと加算されます。

下画像はWikipediaのページから転載しました。

必ずつく符

副底(フーテイ)という20符が必ずつきます。

意味は考えなくてもいいです。

メンツにつく符

順子は難易度が低いため0符。

2~8のポンは最も難易度が低く2符

そこから暗刻、明槓、暗槓と難易度が高くなり、倍々で増えていく。

 

19字牌は2~8の牌の倍の符。

雀頭につく符

ポンすると役牌になる牌が雀頭だと、2符つきます。

ピンフの雀頭は、必ず0符です。

ポンするとダブ東やダブ南になる牌(連風牌)が雀頭の場合、2符でなく4符とするルールもあります。

 

待ちにつく符

カンチャン、ペンチャン、タンキは2符

共通点は待ちが1種であることです。

※ただし、1234sで14s待ちになるような形(ノベタン)は、待ちは2種ですが待ちの種類はタンキであるため2符になります。

その他

  • メンゼンロン10符

メンゼンツモが1ハンなのに対し、メンゼンロンには大きい符が与えられます。

 

  • ツモると2符

これはメンゼンかどうかにかかわらず与えられます。

 

  • ピンフツモはツモ符の2符がない

したがって、副底のみの20符になります。

 

  • 七対子は25符固定

25符が追加されるわけではなく、副底20符に5符追加されるようなものです。

  • 食いピンフ形は30符扱い

副底の20符に10符を加えた数字で計算します。


符を計算したら、一の位を切り上げ

32符なら40符として計算します。

ただし、その他で書いたように

  • ピンフツモは22符ではなく20符として計算
  • 七対子は25符として計算(切り上げて30符としない)
  • 食いピンフ形は20符だが、30符とみなして計算する

という例外があります。

ハン数や符が増えると点数が上がる

子の30符1ハンは1000点です。

これが30符2ハンになると2000点になり、倍になります。

30符3ハンでは3900点で、またほぼ倍になります。

30符4ハンはマンガン扱いのことが多いため、8000点です。

これ以降も倍々を繰り返してしまうと、5ハンで16000点、6ハンで32000点、7ハンで64000点となり、ゲームバランスが崩れてしまいます。

そのため、8000点以上の点数については倍々ではなくなっています。

とにかく、1~4ハンまでは1ハン増えると点数は(ほぼ)2倍であることを覚えましょう。

 

また、符も増えると点数は上がります。

子の30符1ハンは1000点でしたが、

40符1ハンは1300点

50符1ハンは1600点

60符1ハンは2000点となります。

ここで、60符の点数が30符の点数の2倍であることに注目してください。

符が2倍になると点数も(ほぼ)2倍になります。

 

すなわち、30符2ハンと60符1ハンは同じ点数ということができ、これは他の点数でもいえます。

(これはほぼではなく完全に等しい)

  • 50符2ハンと25符3ハンは同じ
  • 40符3ハンと20符4ハンは同じ
  • 100符1ハンと50符2ハンと25符3ハンは同じ

などなど

この知識があれば覚える量を減らすことができ、習得が楽になります。

 

なお、途中で「ほぼ2倍」というような表現を使いました。

実際、2000→3900→7700というように、ちょうど2倍ではない数字が登場するのですが、これについて納得のいく説明が欲しい場合は正式な点数計算のページを読んでください。

 

ツモアガリの計算

子のツモアガリの点数は、

  • ロンの点数を半分にする(十の位切り上げ)

これが親が払う点数になり、

  • 親が払う点数を半分にする(十の位切り上げ)

これが子が払う点数になります。

ツモの点数も暗記するのが基本ですが、もし忘れてしまった場合はこれで算出できます。

 

例1

40符1ハンはロンの点数は1300

その半分は650なので切り上げて700

その半分は350なので切り上げて400

よって、ツモの点数は400・700だとわかる

 

また、親のツモあがりの点数は同じ符とハン数の子の点数のうち、親が払うほう(数字が大きいほう)オールになります。

この説明だけだと分かりにくいと思うので、例2,3を見てください。

 

例2

20符4ハンのツモ

子:1300・2600

親:2600オール

 

例3

30符1ハンのツモ

子:300・500

親:500オール

 

このページの内容をある程度理解したら、倍々の数列のページに進んでください。